“日本で一番美しい古墳”と言われる古墳が、那須にあるのはご存知でしょうか。
それは、「下侍塚(しもさむらいづか)古墳」。
美しい前方後方墳の形をした古墳です。
古墳の築造は4世紀末頃(古墳時代)と考えられています。
説明書きによると、元禄5年(1692年)、徳川光圀の命により発掘調査が行われ、鎧片や鉄刀片などが出土しましたが、絵図にとるなどで調査結果を記録したうえで、松坂の箱に収めて埋め戻されたそうです。
さらに墳丘の崩落を防ぐために松が植えられるなどの保存整備が行われました。
それらの調査と調査後の遺跡の処置は日本考古学史上、特筆されるべきものとのこと。
なるほど、そういった丁寧な保護があったからこそ、今もその姿を見ることができるのだな、と感服しました。
史跡、「下侍塚古墳」。
これほど立派な墳墓を築造したのですから、埋葬されたのは、よほど位の高い人か権力者だったに違いありません。
古墳の周囲を散策しながら、「たまには、古墳時代に思いを馳せてみるのも悪くないなー」と思いました。
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那須観光で古(いにしえ)の歴史に触れたければ