美しい湿原の風景に、心が癒されます。
木道をテクテク。
空が高くて気持ちいいー。
高山植物のお花もたくさん咲いていました。
ところで、沼原湿原を訪れるといつも気になるのが、「子守石の伝説」のプレートとその脇にある大きな石です。
プレートには、以下のような物語が記されています。
(以下、プレートより抜粋)
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子守石の伝説
その昔、ある男が、子が生まれるときに決して部屋をのぞかないでほしいという妻との約束をやぶって部屋をのぞくと、
大きな蛇が子をあやしペロペロなめていました。
大きな蛇が子をあやしペロペロなめていました。
妻の正体は、沼ッ原の主の大蛇だったのです。正体を見られた妻は、子が泣くときはこの玉をなめさせるよう言い残し、一つの玉を置いて姿を消したそうです。
男は、子が泣くとその玉をなめさせましたが、子はとうとう玉をなめつくしてしまいました。そこで男は、妻に会うため子を背負って沼のほとりにあった、この大きな石の上で子守をしました。
すると急に空が曇り、霧の中から妻が現れ、玉を再び男に渡しました。妻の残した玉は目の玉だったため、目の見えなくなった妻は日暮れも夜明けも分からないので暮れ六つ、明け六つに鐘を鳴らしてくれるように男に頼みました。それから必ず朝夕、鐘をつくことになったそうです。
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まさに、“日本昔話”の世界ですねー。そして、子守石の伝説に出てくる妻が、実は乙女の滝で髪を洗っていた女性とも言われています。
沼原湿原の水は乙女の滝につながっているので、そういったつながりも表しているのかしら?とか想像すると楽しい。
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